自分を高める、認める、褒める、大切にする
自分に一番の味方は自分だし、自分を守る最後の砦は自分なのだ。自分を高めて、認めて、褒めて、大切にすることを意識してみよう。自分の尊厳を守るために行動すること、行動できると知ること、これは大きな自信になるはずだ。
コントロールできない中での再評価
コントロールできない要素はたくさんある。基本的に対人関係はコントロールできないものであるが、自分に関することはコントロールできる。何かスキルを磨いたり、自分の長所(ストリングポイント)を意識したり、「自分にできること」を実感する環境をつくってみよう。さらに、自分の味方でいてくれる人を大切にすることもできる。感謝を言葉で伝えたり、ちょっとした贈り物をしてみたり、これも心が豊かになる要素だ。
内的評価を育む
外的評価(他人からの評価)は非常に脆く移ろいやすいものだ。外的評価を求めるのは問題ないが、それだけに固執しないこと。つまり内的評価にも重きを置いてみよう。内的評価の評価者は自分自身なのだから、自分でコントロール可能だし、裏切られることもない。自分を褒めてあげていいし、好きになったらいいのだ。自分の味方でいてあげよう。
心理学的オーナーシップ
自分の選択を、良くも悪くも、自分のものとして所有することもポイントだ。日常生活は選択の連続だ。全ての選択に対して自分の考えを持つこと、自分の行動の意義を見出すこと。自分の選択であれば、どんな結果になろうとも受け入れやすいし、納得もしやすいのだ。You’re the captain of your ship.
食事・運動・睡眠を軽視しない
食事:脳のエネルギーとなるのは糖質(グルコース)である。ちょっと疲れを感じたときには意識して糖分を接種してみよう。美味しいものを食べること、好きなものを食べること、自分にご褒美って重要なのだ。注意点は、健康を意識し過ぎないこと。健康のためにこうあるべき、がストレスになってしまっては元も子もない。
運動:運動とメンタルの関連性は何度も証明されている。運動している間は、悩むことからある程度開放される。頭をクリアにすることができる。これが重要なのだ。脳だって同じことばかり考えてたら疲れちゃう。リフレッシュの時間を与えてあげよう。これもある意味、自分の脳へのご褒美なのだ。別の側面として、運動は成長を定量的に実感しやすい点もある。自分の成長を認めてあげること、自己肯定感を高めることに役に立つだろう。食事と同じ注意点として、健康を意識し過ぎないこと。健康のために、ではなく、脳のために。
睡眠:これもメンタルと密接に関係しており、メンタルの状態を示す重要な指標なのだ。しっかり睡眠を取ること/良質な睡眠を取れる環境づくりをすること、睡眠のリズムに乱れを感じたときにはメンタルへの影響を意識することが重要だ。脳に急速時間を与える、これもまた、ある意味、自分の脳へのご褒美である。
病院(心療内科)に行くことを恥じない
精神的なケアを受けることは何ら問題ではない。日本だと心療内科を受診する=精神的に弱い、といったネガティブなイメージが先行するケースが多い。しかし、アメリカでは精神的なケアを受けたことがない人の方が多いのだ。殺伐としたこの社会、しんどくなるのは何ら恥ずかしいことではない。実際、5大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患)の中で最も患者数が多いのが精神疾患なのだ。少しでも不安を感じたら心療内科に行ってプロのケアを受けてみよう。話を聞いてもらうだけでも楽になるはずだ。
まとめ
- コントロールできない中での再評価
- 内的評価を育む
- 心理学的オーナーシップ
- 食事・運動・睡眠を軽視しない
- 病院(心療内科)に行くことを恥じない