認知の歪みとは？ │ メンタル崩壊しないためのマインドセット │ PIVOT

Contents

客観的視点で楽になる・認知の歪みとは？
メンタルが強い／弱いとは？
認知の歪みを知るべき理由
まとめ

客観的視点で楽になる・認知の歪みとは？

人は誰しも考え方の癖がある。これを客観的に見る視点を身につけることで、悪い方向のメンタルスパイラルを防止することができる。悪い癖、これを「認知の歪み」と名前をつけて分類、認識することによって、客観的視点を持つ助けになる。

All or Nothing | ゼロか100か

「成功か失敗しかしかない。成功しなかった＝失敗した。」いわゆるゼロヒャク思考だ。極端な2分化をしてしまう傾向である。この考え方だと基本的にうまくいかない。自信家が過大評価して後で失敗するか、それなりに結果を出しているのに過小評価して無駄に落ち込んでしまうか。人間、0点もしくは100点を取ることなんてほとんどなくて、99％以上の確率で1~99点に収まるのだ。短絡的な評価を下さず、正しく自己評価することが重要である。50点でもいいのだ。

Fortune telling | 予言

「失敗するかも。うまくいかないかも。」ネガティブシナリオを勝手に想像して勝手に落ち込んでしまう。実際には起きる確率が低いことに過度に心配するのは無駄である。適切な確率予測に基づいて適切な対策や準備をする。この心構えを持つことだ。

Mind reading | 読心術

「あ、この人、私のこと悪く思ってるかも。」相手の考えなんてどんなに想像しても分かる訳がない。気にするだけ無駄なのだ。根拠のない想像を元に思い悩む必要はない。

Catastrophizing | 悲劇化

「終わった。もうダメだ。もうどうすることもできない。」ちょっとしたことで世界の終わりかのように考えてしまう癖だ。どうにもならないこと、なんて実際にはほとんどない。ちょっと失敗しても、別の方法で取り返せばよい。そもそも失敗ですらないのかもしれない。失敗だったとして、取り返す必要のない失敗かもしれない。

Labeling | レッテル貼り

「自分はダメだ。この人はダメだ。この人は優秀だから勝ち目がない。」一旦レッテルを貼ってしまうと、あらゆる可能性を塞いでしまう。もったいない。自分の良いところに気付けなくなってしまう。貼ってしまったレッテルは剥がして、ありのままを見てみよう。

Discounting the Positive | ポジティブ面が見えない

「（実際は99％の人が評価しているのに、1%のネガティブ意見を見て）私は評価されてない。このままじゃダメだ。」ポジティブな意見を受け入れず、ネガティブな意見だけを真に受けてしまう癖だ。もったいない。万人に評価される人なんていないのだ。良いところだけ目を向けよう。都合よく、見たり見えなかったりしよう。

Overgeneralization | 過度の一般化

「彼氏が浮気をした=男性はみんな浮気をする。」特異な事象ひとつからより大きなカテゴリに対して何らかの考察をしてしまう現象だ。例えば男性の30%が浮気するとして、一度の経験から全ての男性にネガティブな印象を持ってしまうと、残り70%の誠実な男性と出会う機会を失ってしまうのだ。例外が必ずあるはず。広い視点で見てみよう。

メンタルが強い／弱いとは？

これも一種のラベリングだ。そんな短絡的なものではない。脳や思考回路というものは人によって個体差があるのだ。ごく当たり前だが、個体によって癖や傾向が違うのだ。要は、自分の思考回路に対してマネジメントする方法を知っているかどうか。メンタルマネジメントを習得すれば、強い／弱いの悩みからも開放されるのだ。そしてこれは、後天的に習得できるものなのだ。